2025年カレンダーのご紹介


早いもので、そろそろ来年の暦が気になる季節ではないでしょうか?
弊社では今年も、オリジナルのカレンダーを作成してお客様にお配りしています。

2025年は大阪万博が開催され、日本が世界から注目される事を願い、今回のテーマを「日本の伝統模様」にいたしました。親しみのあるほっこりとした和柄には、それぞれ深い意味や歴史があり日々の生活に彩りを与えてきました。カレンダーに使用した柄について、各月少しずつご紹介いたします。

1

笠松【かさまつ】

2

梅【うめ】

1月は笠松【かさまつ】。松は冬でも青々とした葉を付けることから不老長寿の象徴とされています。2月は梅【うめ】。寒さ厳しい時に花を咲かせることから松や竹と共に歳寒の三友と呼ばれています。


3

亀甲【きっこう】

4

七宝【しっぽう】

3月は亀甲【きっこう】。平安時代に万年の長寿を保つ亀を意味する文様として、染織や調度品などに幅広く用いらました。4月は七宝【しっぽう】。どちらの方向にも限りなく繋がり伸びていく文様であることから、縁起が良いということで「四方」「十方」などと呼ばれ、それが訛って「七宝」になったとされています。


5

籠目/篭目【かごめ】

6

矢絣【やがすり】

5月は籠目/篭目【かごめ】。正三角形を上下に重ねた星型の形には邪を払う力があるとされ、魔除けの印として使われました。6月は着物の柄や千代紙の柄として使用されることが多い矢絣【やがすり】。結婚の際に矢絣の着物を持たせると、「射た矢が戻ってこない」ことから「出戻ってこない」といわれるようになり、縁起柄とされるようになったとのことです。


7

青海波【せいがいは】

8

縞【しま】

7月は青海波【せいがいは】。日本では穏やかな大海原にたゆたう波に似ているところからこの名を用い、おめでたい柄のひとつになっています。8月はストライプ柄の縞【しま】。南方諸島から珍しい竪縞の織物がもたらされた頃から流行して、当時これらを“島物” などと称したことが縞の名の由来とされています。


9

鱗【うろこ】

10

分銅繋ぎ【ぶんどうつなぎ】

9月は鱗【うろこ】。三角形の連続文様は近親者を守護する力があるとされ、厄除けの意味を持つとされています。10月は分銅繋ぎ【ぶんどうつなぎ】。真ん中がくびれた形の江戸時代の分銅を模した連続文様で、そのユニークな形状が縁起の良いものとして宝尽くしの文様のひとつに数えられています。


11

菊【きく】

12

麻の葉【あさのは】

11月は菊【きく】。菊は古代中国で観賞用の他、延命長寿の薬とされていました。この思想が日本に伝来し、平安時代に好まれて朝廷でその文様が衣服や輿車(よしゃ)、刀剣、懐紙などに用いられ、天皇家の紋章として今日に至ります。12月は麻の葉【あさのは】。大麻の葉をあしらった図柄で、麻がすくすくとまっすぐ伸びる草であることにあやかって産まれて最初の産着には麻の葉文様をつける風習が生まれ、幼児の健康と成長を願ったとのことです。


弊社のお客様に2025年のカレンダーをお配りしております。ご希望の方はお問い合わせフォームよりご連絡くださいませ。(配布部数には限りがありますので、ご了承くださいませ。)