12月19日(木), 20日(金)
ランサムウェアについて
ランサムウェアが登場して久しいですが、その被害は止まるところを知りません。
いま一度、ランサムウェアについて考えましょう。
ランサムウェアとは
ランサムウェアとは、不正プログラムの一種で、感染したPCをロックしたり、ファイルを暗号化させ読み取り不能にさせたりします。
元に戻すことと引き換えに「身代金」を要求することから、身代金要求型不正プログラムとも言われます。
ランサムウェアの感染経路
主にメールからの感染とWebサイトからの感染があります。
- メールに添付された不正ファイルを実行することによる感染
- メール文中のURLをクリックし、不正Webサイトにアクセスすることによる感染
- Webサイト上の不正広告閲覧による感染
- Webサイトからダウンロードした不正プログラムによる感染
ヤマト運輸を装ったメールの事例
引用: トレンドマイクロセキュリティブログ
http://blog.trendmicro.co.jp/archives/12894
どのような被害があるか
●操作ができなくなる
●ファイルが暗号化され、利用できなくなる
●OSが起動しなくなる
さらにこれらの被害は、感染したPC上だけでなく、同じネットワーク上にあるPCや共有フォルダ内のファイルにまで被害をもたらします。
暗号化されたファイルの事例
引用: トレンドマイクロセキュリティブログ
http://blog.trendmicro.co.jp/archives/12894
ランサムウェアへの対策
他の媒体へ定期的にデータをバックアップする
媒体は、バックアップ後にはPCから取り外すようにしましょう
OS、ソフトウェアをアップデートして常に最新の状態に保つ
Windows UpdateやAdobe製品のアップデートを行いましょう
セキュリティ対策ソフトを導入し、定義ファイルを最新の状態に保つ
セキュリティソフトのアップデートを行うことでウイルス定義 ファイルを最新にしましょう
メールの添付ファイルの開封、URLのクリックを安易に行わない
心当たりがない場合は、必ず送信者に確認をとりましょう
ランサムウェアへの対策
●すぐにPCの電源を落とす
※電源を付けっぱなしにしておくと、暗号化が進んだり、同じネットワーク内への感染が広がります。
●そのまま専門業者に依頼する
※データが無事であるうちに、専門業者に依頼することが無難です。
●同じネットワーク内のPCやファイルサーバにてウイルスチェックを行う
PCを使うユーザ一ひとりひとりが、日頃から意識することを心がけましょう。