12月19日(木), 20日(金)
HDDとSSDの違い
HDDはすでにパソコンなどの記憶装置として普及していますが、
最近はHDDに代わってSSDを搭載した機種を目にすることが多くなりました。
今回はSSDとHDD、それぞれの仕組み、選び方をご紹介したいと思います。
HDDとSSDの違い
SSDとは、Solid State Drive(ソリッドステートドライブ)の略で、
HDD(ハードディスクドライブ)に代わる次世代の記憶装置です。
HDD
HDDは、磁性体のディスクをモーターで回転させ、
磁気ヘッドと呼ばれるレコード針のようなものでデータを読み書きします。
SSD
一方、SSDは内蔵しているフラッシュメモリーにアクセスを行います。
磁気ヘッドでディスクにアクセスする方法に比べ、メモリーチップにアクセスする方が、
データ転送の速度が速く、駆動部分がないため衝撃に強く静かです。
HDDとSSDの選び方
SSDが持つ最大の魅力はアクセス速度ですが、速い分価格が高くなります。
HDDは大容量であることと、容量あたりの価格が安いことが最大の魅力です。
SSDとHDDにはそれぞれメリット・デメリットがあり、その特徴に応じて利用するシーンを選択するのがよいでしょう。
HDD | |
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メリット | ・スケジュール・容量あたりの価格が安い ・容量が大きい ・故障時の復旧可能性が高い |
デメリット | ・起動速度が遅い ・振動、衝撃に弱い ・動作音があり、消費電力が大きい |
SSD | |
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メリット | ・起動速度が早い ・振動、衝撃に強い ・静音で、消費電力が小さい |
デメリット | ・容量あたりの価格が高い ・容量が小さい ・書き込み可能な回数に上限がある |
例えば、多くのファイルを読み込むWindowsOSやアプリケーション(CADやIllustratorなど)の
起動を早くする場合は、アクセス速度の速いSSDが適しています。
画像や動画ファイルを多量に保存したい場合は、HDDが適しています。
SSDとHDDを適切な環境で使い分けることが重要になってきます。
SSD搭載機器を導入検討する際は是非当社までご相談くださいませ。